とうと・い【尊い】

 

①  身分・品位などが高い。高貴だ。たっとい。 「 - ・い身分のお方」 
②  敬うべきさまである。たっとい。 「 - ・い高僧」 「父母を見れば-・し妻子めこ見ればめぐし愛うつくし/万葉集 800」 
③  (精神的な意味で)価値が高い。貴重だ。また、意義深く重大である。たっとい。 「 - ・い経験」 「 - ・い教訓を残した事件」 「 - ・い犠牲を払う」 「その気持ちが-・い」 
④  (感覚的な意味で)価値が高い。すばらしい。 「赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装よそいし-・くありけり/古事記 」 〔立派なさまを表す「太ふと」に接頭語「た」が付いたものが形容詞化した語という〕
 

 

 
まあwebで辞書を引いてみたらこういうのが出てきましたよ、というわけです。

 

いまの私に尊いの意味を問われたら間違いなく

「のんちゃんにっし11月30日更新分」

って言う。

 

この先は全部ポエムだよ!気を付けて!

 

 


今回の嵐のツアー。

そう多くはない出番のために、ジャニーズJr.は全部で20人(札幌と福岡の時点ではね!ここから1人増える予定だよ!)(予定は未定)、ツアーに帯同している。

1番年上のひと、31歳。1番年下の人、18歳。

世間的にいうジャニーズJr.の定義からはちょっと外れているようなお兄さん達、で構成された今回のツアーメンバー。まあわりといつものメンバーだけど。

 

そんなJr.の楽屋は、嵐が公演後に上げてくれるFC限定の動画の背景に映り込んでいた。

数秒、たった2、3秒で通り過ぎるような距離のところにドアが2つ。おそらく楽屋の端と端。20人の大人たちが過ごすのに、そう広くはないと思う。(嵐のおにーさんたちは同じかそれよりも広いスペースに5人だと思われる)

 

DANCESQUARE、っていう雑誌があって。

最新号にKAT-TUNのツアー「CAST」についてたJr.の座談会が載っている。

そこでも最年長だった江田さんは、こう話す。

 

俺、今回は全然みんなに怒んなかったでしょ?嵐の時とか、かなり怒るのに。

(中略)だから怒る必要がなかったんだよ。

 

江田さんって、猫だしふわふわしてて言葉少なだったりクールにスカしてるような印象がある人なんだけど、だけど猫なんだけど、実際はこの厳しさの上に立ってる人なんだよな〜〜!ってわたしがひとり盛り上がりました。ちゃんとやらないなら、いらない。そういう世界をきっちり生きている人。

 

(森継)でも、亮太くんのその時の様子を見て「汐音、これマジで怒られるやつだから、今はやめといたほうがいい」 って止めた(笑)

(江田)キレられるくらいでいいんだよ。

(目黒)そう言っておいて、本当にキレたら、どっかに行くでしょ?(笑)

(髙橋)それで僕だけ怒られる(笑)

 

もうひとりの大先輩、山本亮太さんは同じ座談会でこんな話をされている。(本人は不在)

この人も、怒るんだって。普段は元気いっぱい山本亮太!ってニコニコしてるかわいいりょうちゃんも、怒るんだって。

 

山本担になって2年以上になったのでこの2人がどんだけ真面目にステージの上のエンターテインメントに向き合ってきたか、少しは分かるようになったつもりです。この2人の喧嘩の理由がいつも真面目だったり、こうやって後輩に対してちゃんと怒れる先輩なことも、知ってはいました。

 

少し前に、Twitterでこんな言葉を見かけました。

「横並びでみんな仲良くってつるんで、上下もなく馴れ合ってる今のJr.は成長がない」

みたいな。ニュアンスなので、違うかもしれないけれど。

そうしない強さを持ったこの2人のことが、わたしは大好きだ。

 

ジャニーズJr.戦国時代、なんて言われて。

その時代が終わろうとしている今を振り返るツイートに名前なんて載せてもらえないけど。

それでもこの2人は戦国時代を生き抜いてきた。

 

生き抜くための戦略か、この道しかなかったのか、それは分からないけれど。

専属バックなんて揶揄われながらも本気でぶつかってきたことが、今の2人にはあるんだなーって。だから、後輩からしたら怖い先輩なんだろうなーって。

 

宇宙Sixができてすぐの頃、大河くんと林くんが、原ちゃんとめめちゃんのことを話す時に「林がいなかったらキツイよね」「あの2人(江田山本)だけだとキツイと思う」と言っていた。どんだけ怖いんだ。

 

CASTツアーについたJr.全員の集合写真で、センターを陣取り2人だけ椅子に座っていた。なかなかの輩感が出ていた。だから怖がられるんだよ君たち!!と言いたくなる写真だった。

 

 

そんな2人が!(本題に戻る)

楽屋のソファで。

1人がけ用のソファを2つ並べて。

頭をくっつけるようにして。

 

爆睡している。

 

なかなかの爆睡っぷりであった。

 

 

広くはない楽屋の多くはないソファ。

それを占領して爆睡する怖い先輩2人組。

 

もはや誰も起こせないんだろうな…起こせるの、MADEかはらめぐくらいなんだろうな…そんな2人を写真に撮って、自撮りまでして、web連載に上げられるの、のんちゃんだけなんだろうな…はあ、尊い。のんちゃんはデキジュすぎる。お歳暮を送らせて欲しい。口座を教えて欲しい。

 

そういえば、この2人がまだThey武道だったとき。

先に楽屋に戻ってきてもう寝たい林くんとりょうちゃん、あとから楽屋に戻ってきてご飯を食べたい江田さんという構図で、電気消したいはやりょと江田さんで揉めてたなって思い出しました。今この2人、一緒に寝てるんだね…。


 

奇しくもこの日、Love-tuneメンバー全員の退所が発表された。

期間に差はあれど、その日付けで退所したメンバーもいた。

 

そうやって、みんな去っていっちゃう。

 

発表されず、そっと去っていった子たちの数は、あまりにも多い。

 

でもわたしたちなんかよりきっとずっともっと多い人たちを、このお兄さん達は見送ってきた。辞めるタイミングなんか、多分いくらでもあった。それでも本気で向き合い続けてきた。

 

今回の嵐ツアー。出番ほんとに少ない。宇宙SixもMADEも最初の1時間で1曲しか出ない。

だけど、前半と後半で2回もJr.紹介してもらって、宇宙SixとMADEで外周まで回らせてもらって。大事にしてもらっているんだなあって、とても嬉しかった。

 

ここに、専属なんて揶揄われつつも確実に積み上げてきたものがある。MADEはNEWSで、宇宙SixKAT-TUNでつけてきた実力を持ち寄って嵐のコンサートに来る。

日本一チケットの取れないコンサートをする嵐の、そのコンサートで注目されても遜色ないと判断される実力がある。

それは本当に素晴らしいことだと思う。

たとえ、誰からも評価されなくても。

スポットライトが当たらなくとも。


 

その立ち位置を、信頼を、ちゃんと自らの手で勝ち取ってきたんだよなあって。

宇宙SixもMADEも、お兄さんたちはJr.歴10年越え、15年越えは普通。あまりにも報われなさすぎるだろ…と思うことが無いわけじゃないけど、それでも今のこの立ち位置で誰よりも輝くお兄さんたちのことが、わたしは大好きだ。

 

素直すぎるから喧嘩もするしそれをこっちに教えてくれちゃうし、「本当はこうしたかったけどこうなりました!」みたいなことまで教えてくれちゃうから心配になるけど。

 

ここまで続けてくれて、本当にありがとう。

 

どうかこれからも時間の許す限り、そして君たちがこの道を選び続ける限り、そのステージの上で輝き続けてください。

 

そしていつまでも、2人寄り添って、ぶつかりあって、力合わせて、この戦国時代を生き抜いていってください。

楽屋で寝ても誰も起こせないような、2人でいてください。


こんなブログを上げたくなるくらい、寝顔のえだりょは尊いです。みんなぜひ見てください。のんちゃん本当にありがとう。あの櫻井くんが着てた衣装ほんとに似合ってたから、あれでがっつり1曲やって。あと口座か住所教えて。